『Portrait by Artbooks』by SCHNABEL EFFECTS
ひとりの人間が所有するアートブックのコレクションは、その人のポートレイトだ
(SCHNABEL EFFECTS)
制作協力:藤本 やすし(CAPアートディレクター)、森田 恭通(GLAMOROUS co.,ltd. 代表 デザイナー)、水野 桂一(GALLERY TARGETギャラリスト)
2012年2月9日(木)〜 2月25日(土)
2月9日(木)Reception 19 : 00 〜 21 : 00
『VOGUE JAPAN』や『FIGARO japon』、『BRUTUS』の誌面でおなじみの、スタイリッシュで楽しい、ときにちょっぴりセクシーなグラフィックワークと、正体不明のうさぎのキャラ付きメールでファッション業界や編集者にもファンが多いSCHNABEL EFFECTS。本エキシヴィジョン『Portrait by Artbooks』では、そんなSCHNABEL EFFECTSのもうひとつの顔、シルクスクリーンアーティストとしての新作をお披露目します。題材となるのはアートブック。「私にとってアートブックは先生のようなもの。といっても、部屋中にラフに積み上げている状態なので、箱に入れて大切に保管しているアートブックのコレクターとは少し違う。中学生が好きなロックバンドのポスターを部屋中に貼付けている、あの感覚に近いかもですね」。本棚には持ち主の人柄が出るとはよく聞く話。それをアートブックに絞ったことで、持ち主の感性が表情豊かに浮き彫りになることに着眼し、SCHNABEL EFFECTS本人が日頃から尊敬している方々の書庫に潜入しました。「アートディレクターの藤本やすしさんは自分の書庫の規模を一冊二冊と数えず14トンと、重さで表現するんです。そのなかにブルース・ウェーバーやラリー・クラークの同じ写真集が4、5冊並んでいる。持っていることを忘れてうっかり同じものを買ってしまったのでしょうが、それだけ毎回新鮮な気持ちでいいなと思ったんでしょうね」。アーティストからアーティストへ。何枚ものフィルターを通り、最終的に油彩とシルクスクリーンの併用という形で凝縮された作品、いわばセンスのエスプレッソをこの機会にぜひご覧ください!
アーティストプロフィール:
SCHNABEL EFFECTS (シュナーベル エフェクツ)佐竹穣 1977年生まれ。2001年、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。2002年よりモード誌を中心にイラスト、コラージュを多用したグラフィックワークを手掛ける。その一方、シルクスクリーンアーティストとして国内外のショップ、レストラン、ラグジュアリーホテル等に飾る作品を制作している。2005年ベストデビュタント賞/映像・グラフィック部門受賞(日本メンズファッション協会主催)
Works/Magazine
VOGUE JAPAN, FIGARO japon, Numero TOKYO, Harper’s BAZAAR, GQ JAPAN, BRUTUS and more…
Works/Interior
ブラッスリー ポール・ボキューズ (2007年・東京)、ツェー・ヤン・カタール(2010年・カタール・ドーハ)、セント レジス ホテル大阪内 ラ ベデュータ(2010年・大阪)、boutique by Xintiandi(2011年・上海) 、Wyndham the 4th (2012年・香港) and more…