魔法の手ロッカクアヤコ作品展

「魔法の手ロッカクアヤコ作品展」 @ 千葉県立美術館

10月31日(土)2020 - 1月11日(月)2021

 

 

千葉市出身のロッカクアヤコ(1982年~)は、グラフィック・デザインの専門学校を卒業後、20歳頃に独学で絵を描きはじめ、デザイン・フェスタでライブ・ペインティングを行う中で、筆を使わず手指で直接描くスタイルを考案し、その独自の画法で創作活動に邁進しています。

2003年から現代アーティストの登竜門のひとつであるGEISAIに参加し、2006年にスカウト賞を受賞。以降、着実に創作活動を重ね、現在では、ポルトガルを拠点に世界各国でライブ・ペインティングや個展を行うなど、世界的に注目を集めている若手作家です。

ロッカクの創作の特徴は、事前の構想は行わず、制作の過程で構図や形のインスピレーションが生まれ、そのイメージを花や動物、風景などさまざまなモチーフに発展させていくところにあります。勢いある自在なタッチとネオンカラーのカラフルな色彩により、手にアクリル絵の具を含ませ、キャンバスや段ボールに直接描き出されていく風景や少女は、臨場感に満ち、どこの風景とも、どこの誰ともつかぬ世界へと我々を導いていきます。作品は見る者に希望をもたらしてくれるような、ポジティブなエネルギーにあふれています。

本展では千葉県立美術館での滞在制作による新作などロッカクアヤコの最新作を展示します。千葉県立美術館の広い展示空間を存分に生かした大作をはじめ、平面、立体作品による約160点もの作品をご覧いただきます。

 

 

魔法の手ロッカクアヤコ作品展

会 期: 令和2年10月31日(土)~令和3年1月11日( 月・祝)【開催期間:57日間】

開館時間: 午前9時~午後4時30分

休 館 日: 月曜日〔月曜日が祝日・振替休日の場合は開館、翌日休館〕、年末年始(12月28日~1月4日)

会 場: 千葉県立美術館第3、8展示室

入場料: 一般300(240)円、高校・大学生150(120)円、65歳以上・中学生以下・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料※()内は20人以上の団体料金

*文化の日(11月3日)は入場料が無料となります。

 

主 催: 千葉県立美術館

特別協力: GALLERY TARGET

協 力: ペリエ千葉

お問い合わせ先: 千葉県立美術館〒260-0024千葉市中央区中央港1-10-1

電話: 043-242-8311/FAX043-241-7880

Website: http://www2.chiba-muse.or.jp/ART/

 

展示構成と見どころ

□ 最新の作品と7mの大作 

 本展は、ロッカクアヤコの「今」を表す最新作で展示を構成します。キャンバスや段ボールに描かれた最新作は、鮮やかな彩りにあふれ、ますます輝く色彩世界を作り出します。さらに本展では、千葉県立美術館での滞在制作による成果作品も発表します。作品は横幅7mに及ぶ大作を予定しており、千葉県立美術館の広い展示空間と響き合う圧倒的なスケールの作品をご覧いただきます。

 

□ ロッカクアヤコの宇宙戦争

今年度制作の作品「宇宙戦争」。ロッカクアヤコのドローイングに基づく形そのままに作られたシェイプド・キャンバスに描き、「形」にこだわったロッカクの新たな試みです。モクモクと雲のような形、コロコロ丸みを帯びた形、とがった形、少女たちはさまざまな形の宇宙船に乗り、宇宙空間を浮遊します。軽快感ある作品約30点で構成します

 

□ フラワーベース 

さまざまな形のタモ材の一輪挿し。

精緻な形からインスピレーションを

得て、ロッカクが自在に描き出すイメージは、器胎のまわり360度に展開し、平面作品とは異なる力強い存在感を 

放ちます。自然の風合いとロッカク独自のカラフルな色彩感覚が存分に生かされています。一輪挿しは、伝統工芸〈静岡挽物〉ブランドSeeSeeによるもので、伝統的な技術を生かしながら、ロッカクの新鮮で現代的な発想が融合した作品です。大小さまざまな約50点を展示します。

 

□ 木版画作品

ロッカクアヤコとアダチ版画研究所とのコラボレーションによる木版画作品。アダチ版画研究所は、江戸時代の浮世絵の技術を継承しながら、草間彌生、山口晃など多くの現代アーティストとコラボレートし、「現代の浮世絵」を追求しています。ロッカクの描く少女が、伝統的な技術を継承した彫師、摺師の手により、木版画独特の味わいある線と、鮮やかで温かみのある色合いを見せる新たな作品となります。

 

 

 

 “Magic Hand” by Ayako Rokkaku

 

 

Ayako Rokkaku (1982-) from Chiba City started self-teaching painting around age of 20.  In 2003, she has participated in GEISAI, one of the gateways to contemporary artists, and won the Scout Award in 2006. Since then, she has steadily continued her creative activities, and attracting worldwide attentions. 

One of the characteristic of Rokkaku’s work is that flowers, animals, landscape, all the motifs are being created during the process of painting backgrounds. Some negative space turn in to a flower, some empty circular space turn in to an animal, some patch of sold color turn in to a landscape. Landscapes and girls Rokkaku paints with her magical hands with vivid neon colors lead viewer in to her mystery world, filled with positive energy that brings hope to everyone.

 

In this exhibition, Rokkaku will show her most recent works, in total of 160, from 2D to 3D, including a large work that makes full use of the large exhibition space of the Chiba Prefectural Museum of Art.

 

 

 

Terms: Oct. 31st, 2020 (Sat) - Jan. 11th, 2021 (Mon)

Open hours: 9:00 - 16:30

Closed: Monday (If Monday is holiday, will be closed on the next weekday)

Venue: Chiba Prefecture Museum of Art

Admission Fees: ¥300, High school & university students ¥150, Middle school students and under & over 65 years old are free

 

Organizer: Chiba Prefecture Museum of Art

In cooperation with: GALLERY TARGET

Special Thanks to: Perie Chiba

Access: 1-10-1 Chyuominato, Chuyo-ku, Chiba-city, Chiba

Inquiry: TEL +81 43 242 8311/FAX +81 43 241 7880

Official site: http://www2.chiba-muse.or.jp/ART/